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2008年5月24日 (土)

ママさんダンプ

とにかく無事に面接先に到着し、いざ入館である。

有る程度予想は付いていたが、お世辞にも立派なホテルとは言えない。

何処で感じ取れたかというと、入館する際に最初に視界に飛び込んできたのが、真っ赤に輝く「ママさんダンプ」だ。

ホテルの正面玄関のメインに「ママさんダンプ」だ。

ベルボーイではなく「ママさんダンプ」だ。

「しまっとけよ」と心で叫んだ。刹那さが込み上げてきた。

しかしながらだ。少しハードルが下がって安堵感が湧き出る自分も情けなかった。

そんなホテルにもロビーには客がわんさかいらっしゃる。

今日は丁度ホテルに付き物の「ディナーショー」のようである。

ピンクレディーの片割れ(未唯だったか?)のショーらしい。

尚更「ママさんダンプ」は片付けて欲しかった。

フロントで名を名乗り、そそくさと社長室に案内され、確か「社長」と「専務」との面接だった筈だ。

内容は余り覚えていないが、良い印象は無い。お二方が何を俺様に求めているかさっぱり理解できなかった事だけ覚えている。

何を喋ったかもよく解らず、席を立ち、「未唯」さんのリハーサルの歌声を背にホテルを出た。

景気の良い時代だった、誰でも良かったのだろう、そんな感じだ。

案の定3日後に採用通知があったが、喜こびは一切無かった。

あの「ママさんダンプ」の配置で、このホテルの全てを決め付けた自分がいた。

皆さん理解出来るであろうか?

別例を挙げよう。

「木村拓哉」は男前である。でもよく見ると少しズボンのチャックが開いていたらどう思うだろうか?

それ位致命的なのである。

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